議会報告19号です

第4回定例会
 
 2019年11月28日~12月12日で開催され、補正予算や条例の改正などが審議されました。

期末手当の引き上げ 

 議会議案1-12号で議員の期末手当の引き上げ(年間4.45月分➡4.5月分)が審議され、賛成多数で可決されました。
 反対者は私と伊藤航平議員のみ。

 人事院勧告による「公務員の期末手当引き上げ」に付随する議案ですが、私の反対理由は……

●議員と町職員は立場が違うのだから、人事院勧告に合わせる必要はない

●議員の期末手当の割合を職員の割合と一致させなくても、事務手続き上、特に大きな支障はない。

●非正規労働者が増え、消費税が上がり、社会保障の負担が増大し、国民の大多数の実質的収入が下がり続けている社会状況の中、議員の手当を増額することに、町民の理解が得られるかどうか疑問に感じる。

 過去4年間の任期中の引き上げについても一貫して反対し、その分は(税金分を除いた31万6328円)2019年1月23日に横須賀法務局に供託済みです。法務局から町当局に対し、供託通知書を送付してもらっています。
 今回の任期中の引き上げ分についても、同様に供託する予定です。

盛り土についての陳情 

 下山口白石の大濱宅地開発事業で、近隣の住民の方から、不安を訴える陳情が出ていました。
 約2.5~3.4メートルほどの盛り土をした上、2メートルの高さの塀がそびえるという造成計画で、隣接住宅の採光や通風に大きな影響が出ることは明らかです。
 その塀がどのような形状かも、まだ明らかになっていません。

 議会では、全員一致でこの陳情を採択。町が開発業者(JR西日本プロパティーズ)と話し合う際、住民の不安を考慮してくれるように希望します。


私がした一般質問 

1 避難所の整備 
 災害時に、体育館でくつろぐのは難しい。仕切り壁や、段ボールベッドなどの準備は。保管には、学校の余裕教室を使ってはどうか。

回答 台風の場合、長期避難はあまり想定していない。間仕切りは105セットある。段ボールベッド等は、東日本段ボール工業会と協定を結んでいる。学校には、恒久的な余裕教室はない。

 非常時の電源として、移動式ソーラーパネルや公用車のバッテリー利用を研究してはどうか。

回答 容量の問題があるので、発電機で対応する。公用車はパトロール等に使うので、電源としては考えにくい。

 防災情報メールの登録を、町内会や自治会で推進するよう働きかけては。

回答 登録は7000件を超えた。通信機器が苦手な方には、直接ご案内する他、自治会などのご協力も頂きたい。

2 ごみ収集 
 粗大ごみに貼るシールを、逗子市内のスーパー等でも扱えないか。

回答 まず町内での販路を拡大したい。長柄地区など、新たな店舗が増えたのに、取り扱い店が増えていない。

 祝祭日のごみ収集を、やめてはどうか。経費削減になるし「ごみを減らす工夫をして暮らす」動機付けにもなる。

回答 月曜日の祝日が多いので、公平性の面からも難しい。

3 地域公共交通会議 
 交通弱者が増えてくる。町の責任として「地域公共交通会議」を立ち上げる時期ではないか。コミュニティバスに限らず、タクシー券補助やスーパーの買い物バス増便という方向もある。

回答 県でスマートモビリティ研究会を実施、町職員も参加している。

4 8050問題 
 親が高齢化し、中年になった子供の「ひきこもり」問題が表面化してくるが。

回答 相談を受けたら、町の持っている情報をお知らせし、一緒に考えていく丁寧な対応をしたい。

補足
 家にこもることが、必ずしも悪いわけではありません。学校でいじめを受けたり、仕事の場で傷ついたりして、自分を守るために撤退した面があります。
 親御さんが悪質な業者に解決を依頼したため、本人が誘拐同然に家から連れ出される事例もあります。

 ただ、本人が「稼いでいなければ一人前ではない」と苦痛に感じているなら、その発想を変えて欲しいのです。
 特に男性の方に。
 家事や介護も、立派な仕事です。
 その上でなお「人目が気になって外に出られない」としたら、惜しいことです。ご本人が、少しずつ行動範囲を広げていけるよう願います。

追悼 中村哲医師
 
 2019年12月4日、アフガニスタンで長く緑化の活動を続けてこられた中村哲氏が、正体不明の武装グループに銃撃されて死亡。運転手や警備員の方たちも、同時に亡くなられました。

 無念でなりません。
 いま生きている私たちが、中村さんの意志の百万分の一でも、受け継いでいかなくてはと思います。

 中村さんは憲法9条が日本人を守ってくれているというご意見でした。武力を伴わない国際貢献こそ、日本の進むべき道だと私も思います。

 なのにアメリカによるイラン革命防衛隊の司令官殺害。何という蛮行でしょう。海上自衛隊の中東派遣もあり、非常に心配です。

伊藤詩織さん 勝訴 
 
 女性の尊厳を踏みにじる卑劣な犯罪に対し、裁判に踏み切った勇気ある方です。
 日本の#MeToo運動の象徴でもあります。

 2019年12月18日の東京地裁での勝訴の報道を見て、日本の司法も、まだ捨てたものではないと安堵しました。

 しかし本当は、刑事事件として犯人が逮捕され、有罪になっているべきではないかと思います。逮捕が中止された挙句、不起訴になったことが、日本の政治・司法の大問題なのです。
 
 海外のメディアでは「政権に近い人間が逮捕を免れた」という風に報道されているようなので、ネットなどで確認なさって頂ければと思います。

#KuTooとは
 靴と苦痛をひっかけた問題提起です。
 自分が受けた性犯罪の被害を公表する#MeToo運動の分岐でもあります。

 なぜ女性のみが、職場でパンプスやハイヒール着用を強制されるのか?
 疲れるし、危ないし、外反母趾などのトラブルの原因にもなるし……

 私も、お洒落したい時はハイヒールを履きますが、長時間履くものではありません。
 「強制」が問題なのです。

 結婚によって姓が変わるのも、ほとんど女性です。
 お母さんに過重な負担がかかる「ワンオペ育児」も、「待機児童」も同根です。

 男社会が長年、介護や育児などの無償労働を女性に担わせ、会社でも都合のよい「使い捨て労働力」にしてきた歴史があるからです。

 国家が非正規雇用を増やす方向に向かっているため、「官製ワーキングプア」も増えています。
 
男だって大変なんだ」と言いたい方もいるでしょうが、だからといって、女性の重荷や苦痛を無視してよいわけではありません。
 こんな社会で、どうして子供が増えるでしょうか。

 男性にとっても、結婚や子育てが「遠い夢」になってしまった社会は、変革していく必要があるのでは?

映画『ブレッドウィナー』 

 題名は、一家の大黒柱となる稼ぎ手の意味。戦時下のアフガニスタンで暮らす少女を描いたアニメ映画です。
 『ディリリとパリの時間旅行』もそうですが、現実の苦難に立ち向かう、勇気ある少女の姿を描いています。
 
 父親がタリバンの下っ端に言いがかりをつけられ、刑務所に送られてしまったため、主人公のパヴァーナは髪を切り、男装して町に働きに出ます。タリバン支配下の町では、女性の一人歩きはできないためです。

 後でわかるのですが、パヴァーナを迫害した下っ端の青年もまた、戦争の恐怖に怯えていました。弱い者が、自分より弱い者を痛めつける構造が描かれています。

 希望が持てるのは、パヴァーナの友達の女の子もまた、男装して働いていたこと。
 女性の勇気が、世界を変えるのではないかと思います。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント