議会報告20号です

世界は、コロナショックで大きく揺さぶられています。皆様も、不安な日々を過ごされていることと思います。
どうか、ストレスをためないよう、散歩や庭仕事など、楽しいことをなさって下さいませ。読書や手芸もあります。自分の半生記を書くのも、楽しいと思います。

生活に困る場合は、国民の権利として“生活保護”があります。最後のセーフティネットです。恥ずかしいと思われるかもしれませんが、恥ずかしいのは国民を困窮させる政府です。
他の策が尽きた場合は、堂々と申請して下さい

パンデミックというのは、歴史の本では読んでおりましたが、まさか自分が生きているうちに経験するとは、予想していませんでした。

私も必要以外は自宅におりますが(議会の仕事と、竹田医院の仕事はしております)、恒例の議会報告はしなければと思い、この原稿も印刷に出す予定です。

 第1回定例会 
2020年2月13日~3月18日で開催され、予算や条例改正などが審議されました。私は令和2年度一般会計予算と下水道事業会計予算について反対しましたが、理由は以下の通りです。

●学校給食センター用地(土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーン)のレッドゾーン解除の工程が見えない。牧場建設予定の事業者が撤退した場合の条件もわからない。(事業者の資金でレッドゾーン解除に必要な工事を行うという覚書が、町との間に交わされているが、法的な拘束力はない)

●一般会計から下水道会計への繰り出しが大きい。国民健康保険や介護保険特別会計など、生命・安全に直結する事業なら多額の繰り出しもやむを得ないが、下水道は生命に直結しない。

●人口減少の時代に、インフラを拡大することに不安を覚える。下水道事業は都市計画税(約5億円)の範囲内で行うべき。

 学校給食センター 
学校給食センター関連予算が、令和元年度補正予算(約4700万円)と令和2年度当初予算(5100万円。中学校荷受室設計費用は別)の双方について、議会で可決されました。
ただし長柄小下の現場が土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)であること、その奥にできる予定の牧場についての計画が見えないこと等から、議会の中でも懸念の声が上がりました

 私がした一般質問 
1 防災体制 
 避難所運営や高齢者等の避難に関し、町内会・自治会との連携強化は。

回答 自主避難所の開設など、情報共有が足りない部分があったので、連絡体制の強化を図りたい。

 防災メールへの登録を、どのように推進するか。できれば7割、8割の町民に登録してほしい。子供から家庭へ必要性を伝えてもらうルートもある。

回答 町内会・自治会へ協力の声かけを行いたい。学校の協力も頂きたい。

2 生ごみ分別収集 
 まずは生ごみの自家処理が優先だが、それを拡大する方策は。

回答 試験的に、週一回の生ごみ分別収集を行うことで、自家処理の効果が見えると思う。

 生ごみをプラスチック系の袋に入れて回収するのは、環境負荷が大きい。バケツ等、他の方法の検討は。

回答 樽方式の事例もあるが、まだ研究課題だ。

3 給水スポット登録 
 マイボトル推進のため、民間団体が行うリフィルジャパンというプロジェクトがある。水を汲める場所をネット検索できる仕組みだ。葉山町の公共施設を、給水スポットの全国マップに登録してはどうか。

回答 登録に向けて、準備中だ。

4 中学校の制服 
 性差別をなくす観点から、女子にもズボンの選択肢を用意するべきではないか。男子がスカートを希望した場合も、当然許可すべきでは。

回答 既に、性別に関係なく、入学時に選択できるようになっている。スラックスを選んでいる女子もいる。男子のスカート着用も可能だ。

 それにしては女子のスラックス着用者が少ないが、周知が遅いのでは。制服を用意する前に知らせてはどうか。

回答 入学前説明会で知らせてきたが、前倒しする方がいいかもしれない。

補足 既に、選択の自由が認められているとは知りませんでした。私の勉強不足です。失礼いたしました。
ただ、女子のスラックス着用率がきわめて少ないのが不思議です。
横並びでないと不安だから? スカートの方が着替えに便利だから?
学校教育課によれば、スカートとスラックス両方用意しておき、好きな方で登校してよいとのことです

5 幼児の視力検査 
 幼児の目の異常を早期発見するため、SVS(スポット ビジョン スクリーナー)という検査装置を導入してはどうか。逗葉医師会で1台持てばよい。

回答 医師会と連携し、研究したい。

補足 発見が早いほど、治療の効果が上がります。入学前健診より、3歳児健診で発見する方が望ましいのです

6 稼ぐ行政 
 新年度から、遺贈寄附制度(生前の信託による金銭の寄附)が始まることは素晴らしい。土地や家屋の寄附も受け入れ、道路拡幅や防災倉庫の置き場、小公園等に活用してはどうか。

回答 町道拡幅にご協力頂ける場合には、町が諸手続きを代行する。防災倉庫の設置要件も、県に手続きの簡略化を要望している。ただ、管理費も発生するので、計画性が必要だ。将来に向かって検討していく時期だと思う。

補足 今後、土地を町に寄附したい方も増えると思います。花壇や小公園として活用し、普段の手入れは、町内会やご近所の有志グループに実費でお願いしては
大災害時には避難のため、火災の延焼を防ぐための空地が必要です。

 国際政治学はいかが?         
 中西輝政著『日本人が知らない世界と日本の見方』をご紹介します。葉山図書館蔵。混迷の時代こそ、長期的な視野が必要です。目次から抜粋します。

●世界史初の国家総力戦だった第一次世界大戦
●革靴まで食べたイギリス人
●食糧自給を怠ったツケ
戦後賠償がヒトラーを生んだ
●「正義」は戦争を起こしやすくする
●「条約を破る国家」ランキング
●最も効果があるのは「つねに真実を語る人」がついた嘘
戦争を引き起こすのは「道徳的憤怒」
●「怒り狂うことは得」というアメリカの価値観
●イギリス商人に金をもらって動いた坂本龍馬
●言語を決めるのは戦争である
●英米的な偏見と先入観を乗り越える
日本こそ世界最高の民主主義国である
●ヨーロッパ文明の中心国はどこか
●反アングロサクソン精神がEUをつくった
●「列強」という言葉は不正確
●二つの大国が組めば「パクス・アメリカーナ」を弱めることも可能
●国民全体が高揚していた日露戦争時の日本
●最初から精神的に負けていた大東亜戦争
一国で一つの文明圏を形成する日本
●キリスト教文明圏のサバイバル
●「違い」が活力の源泉になっている
●トルコはなぜEUに入れないか
●「国家」が再び重要となる時代へ
●インターネットはアメリカの覇権用インフラ
●自前のGPSシステムを持つ国は核を保有している
●「多強」に残るために歯をくいしばって頑張る

 『さよならミニスカート』  
 牧野あおい著。「りぼん」に連載された少女漫画です。一部エリート女性のものと思われがちだった「フェミニズム」が、広く浸透してきた気がします。
はるな檸檬著の漫画『ダルちゃん』、韓国のチョ・ナムジュ著『82年生まれ、キム・ジヨン』も同じ流れですね。
上野千鶴子、田房永子共著の『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』もお薦めです。
多くの女性が(もちろん男性も)現状に疑問を持てば、世界は変わります。

 『銃・病原菌・鉄』      
ジャレド・ダイアモンド著。新型コロナウィルスの猛威で、感染症の歴史を振り返りたくなりました。
〝縦の大陸〟と〝横の大陸〟の違い。
古来、横の移動(東西の移動)を通じて病原体が運ばれたこと。
インカ帝国の滅亡にも、天然痘など旧大陸からの疫病による住民の大量死が関係していたこと。目からウロコの名著です。

 『2050年 世界人口大減少』   
ダリル・ブリッカー、ジョン・イビットソン著。
都市化、女性の権利拡大、出生率低下という流れは普遍的現象だと述べています。

女性が自分の人生を自分で設計できるようになれば、人口増加は止まることが分かります。

アジア・中東・アフリカなどで女子教育が広まれば、国連の予測より早く、世界人口が減少に転じるかもしれません。地球環境も回復する希望が持てます。労働力不足は、科学技術の活用で乗り切れるのではないでしょうか。


外出が難しい今、読書は役に立つ娯楽です。家庭や地域のこと、ベーシックインカムなど政治経済まで考える契機かもしれません。

ウィルスは伝播しながら変異するので、弱毒化して終息という予測もありますが、病気の大流行は繰り返し起きます。
今後はテレワークや遠隔教育が必須になるでしょうし、国内生産や農業の強化も必要です。過度な観光依存も見直し、世界全体で知恵を出し合うことになりますね。
   2020年4月発行 予定


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