『僕の妻はエイリアン~「高機能自閉症」との不思議な結婚生活』泉流星著 について

 発達障害やアスペルガー症候群について、皆さんも何らかの知識をお持ちかもしれません。
 映画「レインマン」で、ダスティン・ホフマンの演技を見たとか。
 知り合いに、そういう特性をお持ちの方がいるとか。

 前書きから抜粋してみますね。

「僕の妻は異星人(エイリアン)だ。
 といっても、緑色もしていなければ、とがった耳も持っていない。宇宙からやってきたわけですらない。地球生まれの純日本産、外見はごく普通の人間と変わりない。

 ではどこが違うのかというと、脳のつくりだ。

 妻の「異星人」らしいところ――常識破りで、時々ものすごくぶっ飛んだ言動をしては周囲の人のドギモを抜くこと、妙に硬い書き言葉で話すこと、一度見た風景は細部まで覚えているくせに、人の話はどうもしっかり耳に入らないこと、一日の生活の流れが急に変わると、突然不機嫌になってしまうこと、などなど――は、いまの医学では「高機能自閉症」と呼ばれる状態らしい。

 一見普通の人に見えても、持って生まれた脳のつくりや働きが、地球人とは微妙に違っていることが原因だ。

 脳が違えば、当然、ものの見方や感じ方、行動のしかたも違ってくるわけで、そのへんが地球人には「何か妙にズレてる」と見える。」


 私は図書館でこの本を見つけ、読んでみて、
「私にも、幾らかその傾向がある」
 と思いました。
 何かに集中すると他のことがすっぽ抜けるとか、人の顔を覚えるのが苦手とか、その場の空気が読めないとか、世間の人が持っている常識に欠けているとか……
 もちろん、この泉流星さんほど、高度なエイリアンではないと思いますが。

 この本では「広汎性(こうはんせい)発達障害」とか「自閉症スペクトラム」という言葉で説明していますが、知的能力は高くても、その他の能力に偏りがあるため、社会への適応に苦労している人々がいるということです。以下、特徴を引用します。

●社会にとけこみ、周囲の人々に適応するのが難しい。

●言葉が使えても、人とのコミュニケーションが不得意。

●特定のものごとだけに強い興味をもつ、決まった習慣や行動をくり返すといった、こだわりが強い。


 全部ではありませんが、かなりの部分、共感できます。

 私は一応何とか社会生活を送っていますが(葉山町での議員生活も二期目に入りました。当選させて下さった皆様、有難うございます)、しばしば「変わり者」と思われているようですし、自分でも冗談交じりに「宇宙人」と自称することがあります。
 最初に「変わり者ですが、悪気はないのでよろしくお願いします」と挨拶しておけば、気づかずに何か失礼をしても、かろうじて見逃して頂けるのではと考えて。
 一生懸命「普通」に振る舞おうと努力しているのですが、どうしても「普通」から外れる部分があるようです。

 ただ、それが必ずしも悪いことだとは思っていません。
「完全に平均的な人」はいないので、皆、少しずつ平均値からずれているからです。それが個性というものです。

 何かアクシデントがあった時、「均質な集団」より、「変わり者の混じった集団」の方が、対応に幅が出来、生存確率が高いという見解もあります。

 むしろ、このような変動の時代、自分を「普通」と信じて疑わない人の方が、危ういかもしれません。
 何が「普通」かは、常に揺れ動き、変化していくものだからです。


 もし身近に、このようなエイリアンがいたら、地球人の方から手を差し伸べることが大切だ、と思って下さいませんか? それが、地球人のサバイバルにも役立つでしょう。

 また、自分がエイリアンかもしれないと思ったら、この本のような本を読んで、対策を講じてはいかがでしょうか。今は、経験を積んだ専門家も増えていると思いますので。

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