テーマ:学術本

遙洋子著「私はこうしてストーカーに殺されずにすんだ」について

 この本は逗子図書館で借りました。遙洋子氏はタレントとしての活動を続けながら、フェミニズム関連で何冊もの優れた本を出しておられます。  「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」は、2000年にベストセラーになりました。鋭い分析、強い意志と行動力。私の尊敬する女性のお一人です。  「結婚しません。」や「働く女は敵ばかり」など、多くの女性に読…
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「地方消滅」と葉山町の生き残り

 増田寛也氏編・著の「地方消滅」は、全国で大きな話題になった本です。副題は「東京一極集中が招く人口急減」となっています。  仕事の少ない地方から、東京圏を筆頭とする大都市圏へ人口が移動するが、とりわけ東京では子育てが難しく、人口減少が止まらない……という内容です。「人口のブラックホール現象」という表記がなされています。東京が地方の人口…
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『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』について

 この本は逗子図書館にあります。前泊博盛氏編著。創元社。  米軍の基地問題、福島の原発事故、TPP、憲法改正……これらの諸問題は、あまりにも大きすぎ、複雑すぎ、単独では解決がつかないと思います。  では、全体を大きく眺めた時、一連の問題の根底に共通してあるもの……それは何なのか、ということです。  この本では、そのことを「…
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堤 未果著 「(株)貧困大国アメリカ」について

 気鋭のジャーナリストの力作です。多くの方に読んでいただきたいので、ざっと内容を紹介します。GM作物というのは、遺伝子組み換えをした品種のことです。その安全性には、疑問符がつけられています。  第一章 株式会社奴隷農場 「貧困児童はそうでない子どもに比べ、肥満率が七倍高いのです」 「これはもう、国家ぐるみの貧困ビジネスです」 …
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「ベーシック・インカム」をご存じですか?

 ベーシック・インカム(略してBI…基礎的所得とか、基本所得とか訳されています)については、海外でも国内でも色々な学者が本を出しています。今回は中公新書の「ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか」…原田泰(ゆたか)著…を教科書にして、考えてみたいと思います。  かつての日本では、会社に所属していれば、定年まで色々と守っ…
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三橋貴明著『中国との貿易をやめても、まったく日本は困らない!』について

 この本は、葉山図書館にあります。三橋氏の著書は何冊も読んでいますが、分析が明確で納得できる部分が大きいので、皆さんにもお勧めしたいと思います。著作の中の全ての意見に賛同するのではありませんが、参考になる部分が多いと思っています。世界情勢がわからないと、日本の針路もわかりませんので。  ざっと目次を紹介します。雰囲気がおわかりいた…
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『やはり、日本経済の未来は世界一明るい!』について

 葉山図書館で借りました。著者は増田悦佐(えつすけ)氏。WAC文庫。明るすぎる題名かもしれませんが、内容はかなりの部分、納得できるものだと思います。悲観的な気持ちになっている時、読むとほっとします。  大雑把にまとめると、日本の庶民は賢く勤勉なのに、政治家や一部エリートが、日本を誤った方向に導こうとしている、という内容ですね。中身…
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『リー・クアンユー、世界を語る』について

 葉山図書館で借りました。サンマーク出版。リー・クアンユー氏はみなさまご存じの通り、近代シンガポール建国の父と言われる偉大な政治家です。彼が学者のインタビューに答えた内容をまとめた本ですが、とてもいい文章がありましたので、ご紹介します。 『穏健派イスラム教徒は、イスラム教原理主義者との戦いで、どのような役割を果たしているか?』 …
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『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』について

 著者は矢部宏治氏、集英社刊。日本をずっと覆っている『おかしなこと』について、その原因を追究しています。  なぜ、沖縄の一番いい土地を、アメリカ軍が占有しているのか。  なぜ、米軍機が事故を起こしても、日本の警察は現場に立ち入れないのか。  私たち日本人は、日本国憲法の元に生きているわけですが、実は、日本国憲法よりも、アメリカ…
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『女性たちの貧困』について…NHK取材班著 幻冬舎

この本の副題は『"新たな連鎖"の衝撃』です。とりわけシングルマザーの場合、貧困が、母から娘に連鎖していきやすいという現実のことです。母娘揃ってホームレスになり、インターネットカフェで寝泊まりしている実例があるというのです。  夫との死別や離婚によって母子家庭になると、母親一人の稼ぎでは、生活は困難になるのが普通です。貧困の中で育つ…
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『失われた国家の富 タックス・ヘイブンの経済学』について

 著者のガブリエル・ズックマンは1986年生まれの若い学者です。パリ経済学校のトマ・ピケティ氏の元で博士号を取得。そう、『21世紀の資本』がベストセラーになった、あのピケティ氏のお弟子にあたるのですね。  この本は、『ヨーロッパの金融危機の核心にあるのが、タックス・ヘイブンだ』という認識から始まっています。つまり、本当なら高額の税…
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『中東危機のなかの日本外交』について:その2

 宮田律(みやた・おさむ)氏の著作の中から、引用します。 『イラク戦争がまったく道理に合わない戦争であったことは、今や広く国際社会が認めるところとなった。ブッシュ政権の戦争に最も積極的に協力したイギリスのブレア元首相ですら、この戦争が正当性を欠くものであったことを認めるようになった。しかし、この戦争を積極的に支持した日本人たちの責…
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NHK出版『中東危機のなかの日本外交』について

 この本の著者は宮田律(みやた・おさむ)氏。慶應義塾大学大学院、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院修了。静岡県立大学准教授。イスラム地域と国際関係の専門家です。  逗子の図書館にありますが、良書だと思いますので、部分的に引用させていただきます。 『……こうして、「軍産複合体(military-industrial compl…
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『イェルサレムのアイヒマン』について…ハンナ・アーレント著 悪の陳腐さについての報告

 この本の著者、ハンナ・アーレントは、1906年生まれ。ドイツのハノーヴァーで誕生したそうですが、それでも本人の自覚としては、ユダヤ人なのだそうです。政治哲学者。ハイデッガーやヤスパースに師事。  1933年、ユダヤ人迫害を避けて、ドイツからパリへ亡命。そこで、ユダヤ人のパレスチナへの移住のために働いたそうです。1941年、ドイツ…
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幻冬舎新書『来るべき民主主義』について

 この本の著者、國分巧一郎氏は哲学者ですが、東京都小平市に持ち上がった道路建設計画に対して、市民の一人として反対活動をなさったそうです。その過程で市民活動や、民主主義について考えを深められ、この本ができました。  半世紀前の計画に基づいて、必要のない道路を建設しようとする行政側。  対抗するには、住民投票しかない。  けれど、…
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『自爆する若者たち』について ハインゾーン著

 この本は、私のホームページの参考文献に載せてあります。逗子か葉山の図書館で借りられます。人口学の見地から、過去の歴史を分析している本です。内乱や戦争や植民地争奪。歴史を動かす大きな原因として、『ユースバルジ』があると見ています。年齢別の人口ピラミッドが、若者や子供の層でふくれ上がっている状態のことです。  http://www7b.…
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